重度訪問介護という言葉を聞いたことはあっても、
「訪問介護と何が違うの?」
「どんな人が利用できるの?」
「どんなサービスを受けられるの?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
今回は、重度訪問介護について、制度の概要や対象者、サービス内容をわかりやすく解説します。
■ 重度訪問介護とは?
重度訪問介護とは、重い障害があり、日常生活に常時介護が必要な方を対象とした障害福祉サービスの一つです。
身体介護だけではなく、見守りや外出時の支援なども含め、利用者様が住み慣れたご自宅で安心して生活できるよう支援を行います。
介護保険の訪問介護とは異なり、長時間にわたる支援が必要な方も対象となることが特徴です。
■ 対象となる方
重度訪問介護は、障害支援区分が高く、日常生活で常時介護を必要とする方が対象です。
例えば、
- ALS(筋萎縮性側索硬化症)
- 脳性麻痺
- 頸髄損傷
- 筋ジストロフィー
- 重度の知的障害
- 重度の精神障害
など、障害の特性や生活状況に応じて利用されています。
※利用には自治体による支給決定が必要です。
■ どんなサービスを受けられる?
利用者様の状況に応じて、さまざまな支援を行います。
身体介護
- 食事介助
- 排泄介助
- 入浴介助
- 更衣介助
- 体位変換
医療的ケア(必要な方)
研修や資格を取得した介護職員が実施できる範囲で、
- 喀痰吸引
- 経管栄養(胃ろう)
などの支援を行います。
生活支援
- 掃除
- 洗濯
- 買い物
- 調理
見守り
利用者様の安全を確保するため、長時間にわたり状態を確認しながら必要な支援を行います。
■ 重度訪問介護の特徴
重度訪問介護は、一人ひとりの生活に合わせた支援ができることが大きな特徴です。
短時間の介助だけではなく、利用者様の日常生活全体を支えるサービスであるため、利用者様やご家族にとって欠かせない制度となっています。
■ 働く側の魅力
重度訪問介護では、利用者様一人ひとりとじっくり関わることができます。
当事業所でも、1日の訪問件数は多くても2件程度です。
時間に追われることが少なく、利用者様の小さな変化にも気付きやすいことが、重度訪問介護ならではの魅力です。
また、喀痰吸引や経管栄養などの医療的ケアを学び、介護職としてスキルアップできる環境もあります。
■ 今後の記事でも詳しく解説します
重度訪問介護について理解を深めるため、今後は以下の内容も順番にご紹介していきます。
- 障害支援区分とは?
- 重度訪問介護の歴史
- 喀痰吸引とは?
- 胃ろう(経管栄養)とは?
- 医療的ケアを行うための研修制度
制度について知りたい方も、これから介護の仕事を始めたい方も、ぜひ参考にしてください。
■ 最後に
重度訪問介護は、利用者様が住み慣れた地域で安心して生活を続けるために欠かせないサービスです。
当事業所では、利用者様一人ひとりに寄り添った支援を心掛けるとともに、職員が安心して働ける環境づくりにも取り組んでいます。
介護の仕事に興味のある方は、見学やご相談だけでもお気軽にお問い合わせください。
